椋本の大ムク
樹齢約1500年 樹高18m 幹周り9.5m
三重県安芸郡芸濃町椋本692


左 椋全貌  右 幹アップ


 椋本の大ムクとの出会いは、ムクという樹種との初対面でもありました。 (ムクとは関東以西の山地に生える樹木で、その葉は表面がザラザラしており、物を磨くのに容易られるらしい。そして大豆大の果実がなり、黒く熟すと甘味があり生食されるらしい。)
 山間ではなく、平地の民家のそばに斜めに生える大ムクの姿はかなり目を引きます。 今でもかなり立派な巨木なのに、昔は幹から分かれる大枝が更にもう一本あったようで、太い幹の裏側にはそれが折れた形跡が残っていました。 
 1000年以上前、征夷大将軍の家臣が、この木の下に草庵を造り住んだ当初からすでに大木だった史実からも、この大ムクの長い歴史と大枝を揮っていた頃の雄大な姿がが伝わってきます。
(^^) 2004/03/29 ヨシカツ