頭の楽健法
       
  小菅 靖子

楽健法をするようになって、6年になる
これは自分が踏むようになってからの年数だ
最初は母に喘息のたびに胸を踏んでもらっていた
それまでは、夜に発作か出ると寝られずに座って一晩やりすごし朝方になって落ち着くと睡眠をとっていた

中学の卒業式の前日に喘息がとても酷くなり初めて医者に行ってステロイドを吸引した
すぐに発作は落ち着いて、楽になったが恐ろしかった
気持ちが、良くなった身体についていかなかったのだと思う

踏んでもらうと、喘息のときには左胸がとても硬くなっていて、足の裏をそっとおくだけで痛い 何度か繰り返すと少し痛みも和らぎ呼吸も楽になっていく

この硬さの自覚と良くなる過程を同時に感じることができる良さは薬にはない


身体だけが楽になればいいとは思わない
ほぼ全ての病気は心にも深く影響を及ぼしているからだ

楽健法はそのことを私に気づかせてくれた

この気づきはとても大事だ
人から何か言われるより、静かに踏まれて気づくことが一番であると思う

喘息やアトピーがある私に、
ここした方がいい、ああした方がいいと言われても私には分からないし、人に言われてやったとしても続かないことの方が多い

そんな私が楽健法だけは続いている

だから自分で気づくしかないのだ

楽健法はわたしに気づきをくれた

6年経って、やっと少し自分のことがわかってきた
外ばかりに向いていた不安定な心が内にも向けられるようになった
踏むようになってからだ
心が少し自由になったと思う

私は外に表現することが苦手だ
楽健法は自分のひとつの表現方法になった

楽健法を通して気づきのきっかけをもってほしい 、そんな思いで私は踏んでいる