「頭の楽健法」

     本 一子

私は、楽健法を学び始めて、まだ2年足らずです。
踏み方すらまだまだ未熟で、精進を重ねること、経験を積むこと、
宥厳先生は勿論、幸子先生、先輩・仲間の皆さんから多くの学びを
いただき、実践すること……そんな日々です。

楽健法について思う時、やはり「料理」という観点から見たり考えたり
することが多いです。
料理でいうと、これはどういうことか、料理の時だと、こう考えて
こうする…など。
料理で経験したことを、楽健法に照らし合わせてみる、という作業を
しているように思います。


「踏み方にも その人が出る」
これが分かったのが、セラピスト養成講座に参加してからでした。
それまでの私は、手順通りに踏むのが精一杯でした(恥ずかしながら)。
私の料理の師匠が、「料理には『その人』が全部入る。だから、ただ
作り方を覚えただけでは、美味しい料理は作れない。
人格も磨かなければならない。」とおっしゃていました。
そう言われたものの、それに納得し腑に落ちたのは、料理屋を始めて
から数年経ってからでした。


「心を込めて踏む」
料理に真心を込める……これも3年、5年とお店を続ける中で、
やっと自分なりに「こういうことか」と着地点を見つけることが
できたのでした。
「心を込めて踏む」ことについては、今は「こんな感じ?」とずっと
模索中です。私の着地点はまだまだ先にあるようです。


「相手の体に聞きながら踏む」
私の料理の師匠が、「どうしたら良いか分からなかったら、野菜に
聞けば良い。野菜が全部教えてくれる」とも、よく話していました。
当時は、分かったような分からないような…でしたが、これも年月と
共に、段々と分かるようになって来ました。今では、野菜と相談して
料理をしています。「ねえ君、何に(どんな料理に)なりたいの?」
みたいな(笑)
講座の時に、宥厳先生が「相手の体に聞きながら踏む」というようなこと
をおっしゃっていました。その言葉を聞いた時、この「野菜に聞く」が
ふっと頭をよぎりました。
凝りや滞り等を探りながら踏むのは、踏み方や足裏の感覚に、ある程度の
レバルの高さが必要かと思います。また、お相手の表情からも、読み取ら
ねばなりません。この先、鍛錬と経験を積めば何とか身につくのかな?
野菜と話ができるようになったことだし、いつかは体得できるのでは…
と、ポジティブに考えています。


これからも、楽健法を学び続ける中で、料理に置き換えて理解していく、
自分に落とし込んでいくことが、私には多いかと思います。
私にとっては、料理からの経験値が楽健法よりも圧倒的に上ですが、
このまま楽健法を続けていけば、そこからの気づき・学びが、料理に
結び付き、役に立つことも、多々あるように思います。

楽健法の魅力と奥の深さを益々感じ、一層この世界が好きになっています。
いずれは、これを広めるお手伝いができるようになりたい、と気持ちは
未来へと向かっています。