Last updated: 2004/5/5

冬野を越えて明日香吉野へ
多武峰から約1km上り坂をふぅふぅ言いながら登ってくると、標高650mの冬野に着きます。ここから明日香へ下りることも出来ますし、竜在峠を経て、吉野へ下りることも出来ます。
 


この冬野の地には、亀山天皇の第八皇子である良助法親王のお墓があります。
幼い頃から仏門に入り、京都の青蓮院尊助法親王の弟子となり、正安元年(1299年)に天台宗延暦寺第百世の座主になられました。後に多武峰清浄院に転住され、冬野の地を愛されました。文保二年(1318年)の8月に51歳で亡くなられ、ご遺志によりこの地に埋葬されたと伝えられています。
冬野の頂上には、小さな神社があります。
昔は明日香からわざわざこの神社にお参りに来られた方も多かったとか。
この道は、菅笠日記の本居宣長も、俳聖松尾芭蕉も通ったと伝えられ、昔は吉野へのメインの街道だったそうです。
竜在峠は標高752m、明治の初期には、旅館1軒、茶店が2軒あったそうです。
今では、その面影はありません。
 




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