桜井茶臼山古墳地元見学会

毎年11月1日〜7日は、『文化財保護協調週間』とされています。そんな中、世界に誇る奈良の文化財を守っていくことを再認識し、県民の方々により身近に知って頂く機会として、週間中の11月3日を≪奈良県文化財の日≫と定められました。期間中、さまざまな行事が開催されますが、中でも我が町外山区の茶臼山古墳が60年ぶりに再調査され、発掘現場を公開されることとなりました。10月29日(木)〜31日(土)に現地説明会が開催されます。テレビや新聞等でも発表されました。当日は、たくさんの見学者が全国から来られることが予想されます。それに先だち、10月25日(日)地元見学会が開催されました。

古墳入り口に列を成す人々後円部へと続く行列
後円部へと続く行列古墳を見学する地元の人々
石室壁積み石の様子古墳を見学する地元の人々
石室入り口石室内部
地中に埋もれた土器被覆粘土
石室内部の積み石材と、最大約1.5tにもなる天井石には、水銀朱が塗布され、さらにベンガラを練り
込み赤色にした粘土で覆い、さらに周囲より高く土を盛り上げて方形の壇を築き上げ、周りを丸太垣
で囲み石室を外界から保護するような創りの茶臼山古墳。はるか昔、ここに眠った人物とは?
その時代、社会の中心となった王者に違いない。このように素晴らしい史跡を目の当たりにし、長い
歴史を想い、それを我が町の誇りと感じ、次の世代に継承する大切さを知る。
およそ500人が参加された今回の地元見学会は、文化財の日に相応しく文化財を身近に感じ再認識
する、貴重な1日となりました。