平成２３年７月３０日（土）〜７月３１日（日）城島小学校の少年野球チーム【城島レッズ】のメンバー１４名が、宗像会館で、夏の合宿を行いました。 共同作業、宿泊体験等を通じて社会性や協調性、自己肯定感を養う等々、目的や約束事を決めて当日、各自お布団を抱え会館入りしました。 さすがは野球少年!!礼儀正しく挨拶をしてくれ、元気に練習に向かいました。 しばらくして、高学年の子供達が一足先に練習を終えて会館に戻って来ました。 さあ、グローブやバットを包丁に持ち替えて、今晩の夕食、カレー作りの開始です。その様子に密着しました。さてさて、どうなることやら・・・・

先ずは、人参・じゃがいも・玉ねぎの皮をむきます。ピーラ―を使いますが、丸いジャガイモはなかなか難しそうです。じゃがいもの芽の所も綺麗に取り除き ます。玉ねぎの皮をむくのは、大変そう。最初は楽しそうにしていた子供達も、その数の多さにだんだん言葉数も少なくなって、真剣に野菜と戦っています。 今日だけは、子供達の助手にまわったお母さん達。子供達の手つきを見るにつけ、『自分でやってしまいたぁ〜い』とか『手伝いたぁ〜い』の声が、あちこち から聞こえてきます。しかし、ここは、ぐっと我慢です。子供達に任せましょう!!

お米も洗って、ご飯の準備もＯＫです。

さあ、次はいよいよ野菜を切ります。お母さん達の先程の声が、悲鳴に変わるのはこの後すぐの事です。『あぁ〜!!』・『怖い・怖い』・『ぅわぁ〜!!』と・・・ 危なっかしい手つきに、ついつい声が出てしまいます。時には『そんな所から切ったら、もったいない!!』とかも・・・そこは主婦。妥協はしません!! お母さん達は、子供達に付きっきりで、その手元を見つめます。何とも言えない緊張感!!　それでも子供達は楽しそうです。代わる代わる包丁を手に野菜を 切っていきます。作業をしている子供達より、お母さん達の方が疲れた事は言うまでもありません・・・

ここからは、恐怖の玉ねぎ切りです。　やっぱり。思った通り。　くぅ〜!!　　しみますね〜。泣けますね〜。ここは、お母さん達も（笑）!! そうして、いよいよ炊く所までこぎつけました。 がんばったね　　汗と涙で一生懸命作ったこのカレーは、絶対おいしいに決まってる。監督もコーチも後輩のみんなもきっと喜ぶに決まってる。

それでは、みんなで、頂きま〜っす

カレーを食べたどの子もみんな、この笑顔・笑顔!!　　大変だったけど、良かったね。だけど、覚えていてね。君達の喜ぶ顔が見たくて、こうして毎日ご飯を 作ってくれてる人がいる事を!! ご飯を食べた後は、みんなで銭湯へ。みんなで銭湯なんて、なんだか大騒ぎで楽しそう。付添いのお父さんは大変そう レクレーションを楽しんだり、夏休みの宿題をしたりして、みんなと一緒の夜を過ごし、最後はこれぞ合宿の醍醐味。大きな部屋で布団を並べて、頭を並べて みんなで、寝ます。まだまだ遊び足りない、話足りない子もいたのかもしれませんが、明日は６時起床!!　練習も待っています。おやすみなさい。いい夢を・・・ おはようございます ６時です。みんな昨夜はよく眠れましたか？　子供達は朝ごはんの前に、会館の横にある宗像神社のお掃除をしてくれました。

こうして、城島レッズの合宿は無事に終わりました。この後、城島レッズのメンバーは、いつものように練習に戻って行きました。今回の合宿でチームの絆を 深め、みんなで何かをやりとげた後の達成感と充実感を体感した子供達。これでまた、城島レッズが目指すものに一歩近づけたに違いない。 会館と神社を綺麗に片付け、感謝の気持ちを残してくれた彼らの今後の活躍に、期待をせずにはいられません。 特に６年生にとっては、城島レッズでの最後の夏。この体験が今年の夏休みの思い出として、みんなの心に残してくれたのなら、本当に嬉しいです。 素晴らしい仲間と一緒に、心も体も強くたくましく成長してゆく君達を、いつもこの会館から応援しています。